皆川榮治のニュースレター 第50号(2007年7月26日)
来年こそは本当の目標管理を
。。
。。台湾の日系企業の多くは何らかのかたちで目標管理を導入しています。

しかし多くは年初に幹部(及び従業員)の年間業務に関する計画書(目標を伴った

「目標管理シート」)を書かせ、半年に1度何らかの面接をして評価し「よくやった」と

か「がんばったが成果がもう一つ」「やっていはいるが進歩がない」と言ったまとめを

しているケースがほとんどです。

すなわち、形は整っているのですが、余り業務目標達成にも業務改善や仕事

のレベルアップにもつながっていないケースが目立ちます。

人事評価の道具としてしか使っていないケースがほとんどで、これでは本来の目的

に合ってはいません。

来年こそは目標管理を本格的に取り組んで見ませんか?

その為には先ず、目標管理とは一体何の為に行うのか?その目的をしっかり見定

めておくことが必要です。


。。 1. 取り上げた重点管理テーマの業績目標を達成する

。。 2. テーマの達成過程で仕事を進める上での問題解決と仕事のレベルアップをはかる

。。 3. 経営者による定期評価の繰り返しを通してP-D-C-Aを確実に廻す


更にこれに加え付随的な目的として


。。 4. 人事評価の中の業績評価を行う

ことがあります。




上記で見た様な日系企業で見られる一般的な目標管理の現状は4つの目的のうち、

付随的な第4のみを考えているわけで本来の目標管理とは言えません。

では、本格的な目標管理とはどの様に行うのでしょうか?

次の様に実施して下さい。

1.
「年度計画書」及び重点管理テーマに関する「個別計画書」を作成する
2. 計画書作成の前に、計画力向上の為の徹底訓練を行う
3. 計画書完成までに3度くらいキャッチボールを行い、修正作業を行う
4. 計画書完成後重点テーマ実行に当り、社長、経営幹部は2ヶ月に1度確実に定期評価会を行う
5.


定期評価会では、幹部の重点テーマ実行状況を評価チェックし、仕事の改善、目標達成の為の次の具体策を決定し指示する
(必ず議事録をつくる……約束書)
6. 定期評価会の都度、計画した方策に対する実行した業務プロセスを評価し、評価点数をつける
7. 年度末にはプロセス評価と共に達成率評価も行い、総合評価点数をつける



これらを確実に実施する上で留意しなければならないことは次の4点です。

1.

計画書作成に当って計画力向上の訓練を徹底的に行う(毎年度末少なくとも3年間継続して訓練を行う)
2.

定期評価会は会社重要行事として予め日程を決め、確実に実施する
(日程変更や欠席は認めない)
3. 定期評価会では同時進行で必ず共通議事録を作成し約束書とする
4.
事務局を選定し、定期評価会を確実推進し定期評価結果をまとめ、経営会議及びトップに定期評価会結果を報告する

さて、この様に目標管理を確実実行する為には残念ながら経営トップが余程強い執念と

時間の余裕がなければ
困難です。従って、外部の支援を得ることが最も効率的です。新原

経営顧問公司過去5年これらのお手伝いを重ねて来ましたが、外部の支援を受けるとき

のメリットは次の様なものです。

1. 決めた日程(定期評価会、計画力向上研修)に確実に実行できる
2.

計画力向上徹底研修や、定期評価会において、社内経営者と幹部の間で検討する以上に深いレベルの仕事を考え、指導を受けることができる
3. 確実に共通の議事録を作成し、P-D-C-Aを廻すことができる
4. 事務局の運営と目標管理推進状況のまとめがし易くなる
5. 費用はかかるが仕事のレベルアップと目標達成で回収できる



以上、本格的な目標管理の進め方をご説明しましたが、更にこれをより成功させる為

には、次の2つのテーマに取組む必要があります。上記目標管理の進め方の中でも、既

に触れましたが次の2項目です。

1. 幹部の計画力向上の為の徹底研修の実施
2. 実力主義・成果主義の人事給与制度の導入
です。


これらについては、次号ニュースレターにおいて詳しくご説明いたします。